ありがとうオペラ 2

命を見送る事で、背中あたりに隙間風を感じます。

それが猫だって変わらない。

ドアを開ければ「お帰り」と鳴き声で迎えてくれてました。

私たちが1泊した後のお帰りは少々不機嫌です。

2泊ともなれば、怒りと喜びのまざった「お帰り」・・・。




26日・・・餌食べないし、

なんだか元気がないんじゃ?ときずきました。

月曜日は早めに病院に連れてこう・・。

27日朝、水もカツオさえもくちにしない・・・。

医院の施術台で点滴を受けてると、そのメーターで、

小さな2.1キロという体は2.3キロになったように見えました。

つかの間、生気を取り戻すと、家中の自分の場所を一つずつ、

確かめるように巡ったのです。

その時すら、私たちは彼女の死を現実とは観てませんでした。


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